友の会について
視覚と聴覚の障がいを併せもつ人たちが生活しやすい社会を目指して、盲ろう者福祉に関する活動を行っています。定期的に福島県内の盲ろう者との交流や通訳・介助者の通訳技術向上のための学習会を行っています。
盲ろう者とは?
目が不自由な上に、耳も不自由な人たちのことを「盲ろう者」と呼んでいます。あの有名なヘレン・ケラーのような人、といえばお分かりでしょうか。
日本にも、このような人たちが約1万4千人いると推定されています。
一口に「盲ろう」といっても、その見え方や聞こえ方の程度によって大きく分けると、次の4つのタイプに分けられます。
ア)全盲ろう ・・・全く見えなくて全く聞こえない人
イ)全盲難聴・・・全く見えなくて、少し聞こえる人
ウ)弱視ろう ・・・少し見えて全く聞こえない人
エ)弱視難聴」・・・少し見えて少し聞こえる人
どのタイプも共通しているのは、見えない(見えにくい)、聞こえない(聞こえにくい)ために、人との会話が困難です。会話だけではなく、周りの状況を知るための音や光の情報が入らないのでっす。さらに、一人で外出することがとても難しいのです。
盲ろう者のコミュニケーション
Ⅰ手話 手話を読み取れる盲ろう者
①触手話(触読手話) 手話の形を手で触って読み取ります
②弱視手話(接近手話) 盲ろう者の見え方に合わせて、少し離れて手話を読み取ったり、接近して手話を読み取ったりします
Ⅱ点字 点字の読み書きができる盲ろう者
①ブリスタ ドイツ製の速記用点字タイプライターで、キーをたたくと幅13ミリの紙テープに点字が打ち出されます
②指点字 通訳者が盲ろう者の指を直接たたく方法
Ⅲ手書き文字(手のひら書き) 手のひらに文字を書いて伝える方法
Ⅳ音声 耳元や補聴器のマイク(集音器)などに向かって話す方法
Ⅴ筆談 紙などに文字を書いて伝える方法
Ⅵ指文字 ①日本語式(50音式)指文字 聴覚障害者の間で一般的に使われている指文字です
②ローマ字式指文字 アメリカ式アルファベット指文字をローマ字表記で表す。ローマ字の母音と子音の組み合わせは、点字の厚生に共通する部分が多い
Ⅶその他 先天性盲ろう児・盲ろう者とのコミュニケーションには、物や身振りサインなどを使った様々な合図が用いられます
盲ろう者に話しかけてみてください!!
最初は自分のできる範囲でひとつふたつ、そして慣れていくにしたがって、新しいコミュニケーション方法を覚えていくのが望ましいと思われます。
盲ろう者は、隣に人がいてもすぐ分かりません。あなたの方から、軽く盲ろう者に触れて、あなたの名前を伝えてください。「盲ろう者と話がしたい。友達になりたい。」という気持ちがあれば、きっと相手の盲ろう者にも伝わることでしょう。
盲ろう者の登録のお願い
ご存知の盲ろう者やご家族に対しては、ぜひ、当友の会のことをご紹介いただき、当友の会に連絡くださるようにお伝え下さい。
友の会会費・賛助会費
福島盲ろう者友の会では、私どもの目的にご賛同くださり、継続的にご支援くださる会員・個人/団体賛助会員を募らせていただいております。友の会の活動運営を安定させたものとするためには、多くの方々のご協力をいただくことが是非とも必要です。広く皆様にご協力いただけますようお願い申し上げます。
友の会会員年会費2,000円(会が行う活動運営に参加)
個人賛助年会費 1,000円(会の活動を財政的に援助)
団体賛助年会費 一口1,000円(何口でも可)
会費以外のご芳志も喜んで受けさせていただきます。なお、お問い合わせ、お申し出は、福島盲ろう者友の会までお願いいたします。
振込先
東邦銀行 福島駅前支店 普通預金389319
名義 福島盲ろう者友の会 会長 笠井実
※振込手数料は自己負担でお願いいたします。